2023/10/14 11:54

先日購入者さんが

【これはダメだ。デッドスローが出来ない】

と言われていたので製作側からの視点を。

買ったわけだから何言っても良いと思ってるし、

作れる物ならもう作っているが現状ではなかなか製法的、設備的に難しい。

簡潔に言ってしまえば現在の

【重力式ハンドポワード製法】を辞め

【インジェクション製法】

に切り替えてしまえばどうということはない。

ただし、コストはとんでもないので現状無理。

また、ルアーアクションのバランスも難しくなる。

デッドスローが出来る代わりに通常のスピードでは動き過ぎる、またはバランスを崩しやすくなってしまったりと言う事もある。

言い訳になるけどうちはデッドスローが出来ないモデルはその点をスポイルして他の点を平均点を上げていたり何かを強くしたり弱くしたりしている。

だから複数のモデルが存在している。

シャッドテールの最高峰スイングインパクト。

この形状から沢山のアイデアをどれだけ読み解けて何が出来ないか?弱点を把握しているだろうか?

例えばノーシンカーでアップストリームに投げデッドスローで動くか?

ノーシンカーの早巻きがどれくらい出来るか?

フックがズレた時にどうなるか?

本当に見た目ほど強波動か?

それでも凄いルアーなので目指している部分とあるからもう良いと言う部分と別の路線を作ると言う思考がある。

見た目で釣れると思い買ってありとあらゆる事を試しても釣れたことが無いルアーも有る。

ビッグベイトはチューニングが当たり前なのになぜチューニングされない物がレッテルを貼られるのか?

自分が一番に思い描いた使い方は製作サイドは2の次、3の次の使い方でまた別の使い方をメインにしている事もあるかも。

逆にいえばうちの製品は高価なのでセオリーだけで無くしゃぶり尽くすくらい試行錯誤して欲しい。

反面そうしないでも釣れるものを作ろうとして作りきれないんだけどね。