2025/09/17 07:25

色々試していてほぼ釣りに行ってなく今年はスイムテスト含め5回行ったか行かないかの状態です。

ルアー以外の試作が多くなかなか思うようにいきません。
それでも、3Dプリンターを使い始めたことで試作の【アジワーム】の型ができたので流してみたいと思います。

前から思っていた2つの事柄目にしたもので、お気持ち表明といえばそうなのかもしれませんけど。

1つは金銭・物品授受の有るテスター?モニター?インフルエンサー?的立場のこと。
うちでもテスター・モニターはいます。
多分、他社さんよりやる気がないオーダーの仕方というかあいまいで不定期でテスト品や商品をお送りしますが金銭的授受はありません。
ある意味善意でやってもらっています。
この方々への共通のオーダーは

他のものが釣れる状況で無理して修行のようにそれだけを使う必要はない。
どちらに優劣があるにせよ他との差を教えてほしい。

これが良いとか悪いとかではなく他社さんとかなり違うと思います。
テスターはここに詳細なデータを盛り込んだり、こちらが口に出していない部分を果たして読みけるのか?
という意地悪さを組み込んだりします。
比較対象が自社も含めそのモデル以外と自分が手にしているルアー、リグが対象になりますから結構な重労働です。
私の次に一番多く触っている人間がわからないなら組み込んでも意味は薄いという観点です。
また自社製品に関してどんな時が使い時か?という点ではどのモデルも晴れたときとかタフなときとかじゃなくて肌感覚ですが
スイングインパクトが効かない時が一番ハマります。
何でかよくわかりません。

私の理想は今日初めて釣りをする人でもルアーのセッティングが不十分でも釣れるものを作る。です。
プロレス的な煽りや追込みはテスターに対してはしますが正直、釣りしたくないのに釣りに行かせて面白いわけがない。
あなたは会社から全く興味のない英会話に授業時間中は無給で通えと言われてやる気出ますかね?
私は全く出ませんし、何なら辞めますよ。
面白いものを作ろうとして面白く無くやらせてはダメだと思うし、
うちのテスターに関してはまた別な思惑があるので他社さんと余計違うかもしれません。

信用という部分でも怖さを感じます。
多少の無理はしてもらうこともあるかもしれませんが、
もし釣果の捏造などの不正や違法性の事柄が起きれば知らないでは済まないのが社会です。
人を煽るほど自分ができていないし、できないからお願いをしている。
ここは今後金銭授受があれば契約として変わってくる部分でしょうけど残念ながら支給できないのでしばらくはこの状況です。
契約締結をすると一定数のノルマが与えられると思いますし、少なくとも私は課します。

その際に他メーカーが好きでも使えなくなる。
例えば一番好きなルアーが息抜きでも使えなくなるとか、そっちの方が沢山釣れても公にできないかもしれない。
契約解除の日まで誰の目にも触れずにいればいいですが、
別のアカウントで別人として釣果を上げ、それが公になってしまったときに
【もしかしてあれは本当の釣果か?】
という疑いの目が出ます。それが嫌。

大手さんでも商品紹介するけどウイニングルアーには何時までたってもならない新商品の数々、
タフなときにと開発されたはずのルアーが登場していないという矛盾。
逆にアマチュアなんだなって自分がわかる部分ですごく嫌いです。
他社製品で釣り負けて正直こっちは血涙出て腸よじれるほど悔しいけどデータ収集という意味も含めてお願いしています。

また、テスターやってやるよみたいなこと言われるのですけどたいていそういう方は共通して製品を渡すと
俺の場所は何色が良いとか、もっと柔らかくとかここはこうだとか言われるんですよね。
正直うんざりです。コンセプトも聞かずに。そして決まって
『こういうのがこうでああでこういうのがすごく釣れるから作れ』みたいなことおっしゃるんですが、
ここはこういう問題点があるから難しいですよ?もし作るなら現状の設備でできないのでおもっている以上の結構な金額がかかると思います。もし作られるなら試作作って持ってきてください。検討します。というと途端にアイデアを出してやってる。
問題点を改善するのはそっちだろというんですけど、テスターはどういう強みと弱みがありどうなのか?を読み解いてこちらのやりたいことをテストするのが仕事であなたの好みなどこちらには一切聞いてないんですよ。
単純な話、なぜ釣れるか釣れないか解明と説明して。です。

モニターさんはメーカーサイドではなくユーザー目線に近いわけでより多くの情報と見落としがないか?
ニーズに合っているのか?の確認セクションと考えています。
ので、もっと透明カラーをとか硬くとか大きくとかの意見が出たらテスターと相談して考えることがあります。


もう一つは【海に逃げる・逃げた】という言葉をバス釣り界隈では聞きます。
私が海をしなかったのは
1遠い
2道路が混む
3帰ってきて魚の処理が大変
4そのあとまだ道具の洗浄もしなくてはいけない

上記が嫌なだけで他は特に何がどうとかバス釣りのプライドとかそういうのはありませんでした。

某ショップのインフルエンサー?的な方が契約を切られるときに【海のやつに負けた】という言葉を言ってました。
これが上記のテスターやってやるよ的な思考です。

うちのことで言えばこのサイトでの販売を開始する前にはソルトでのテストも始まっています。
自分で海をやらないから【何が釣れて何が釣れないのか?】の確認にお願いしていたら、
淡海をする現テスターを紹介していただきました。
バスルアーのサイズ、仕様そのままでソルトテストで特に問題がある報告は受けてません。
ただ、海水魚は歯や嘴が鋭く耐久に関してはやや劣る確認はしていますが、
耐久自体のアップデートでエラストマーへの移行は現在の製法ができないため膨大なコストがかかり、
導入目途は立っているません。

しかし自社に関して言えば淡海全く同じ仕様なので『海に逃げる』ではなく【海でも釣れることを証明する】というスタンスです。